親子で楽しむ山歩記

主に小3の息子と登山を楽しむブログです。

息子と登る百名山「仙丈ヶ岳」Vol.1

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こんにちは、シンです。
2025年6月21日に息子と2人で仙丈ケ岳 (3,033m) に登ってきました。

仙丈ケ岳 (せんじょうがたけ)

南アルプス北部地域にあり、北に位置する甲斐駒ヶ岳の前衛の山として前山 (めえやま) と呼ばれていました。甲斐駒のピラミダルで男性的な山容とは対照的に、なだらかで山頂付近のカールによる美しい曲線地形から「南アルプスの女王」とも呼ばれています。本邦3,000m峰21座の一つであり、標高3,033mは18番目の高さを誇ります。
平成2年に今上天皇も仙丈ヶ岳を登られていました。

戸台パークから北沢峠へ

2025年6月1日に仙流荘周辺は「南アルプス長谷 戸台パーク」の名称に生まれ変わりました。マイカー登山者の増加とともに路上駐車も増え、バスの通行の妨げとなっていました。そこで駐車場が拡張 (400台→700台) されたことで駐車場が確保しやすくなりました。また路上駐車が減少 (解消) したことでバス通行の安全性も高まったと言えるでしょう。

それでも早朝からこれだけ埋まっていますからね。梅雨の中休みの休日、同じこと考えて行動している人がこれほどいるのか、と感じました。
芦安からアクセスできない今、夏山本番となったらこれでも足りないかもしれません。

南アルプス林道は広い道ではなく急なカーブもあるのでバスは小さめです。しかし林道とバスのおかげで3,000m峰を身近な存在としてくれる、これはありがたいことです。

バス乗車の順番取り

4時に起きてトイレに向かったのですが、見るとバス乗車の順番キープの荷物がぐるりと1周弱。これはマズいとすぐ荷物を取りに走り、順番待ちの荷物を置きました。

しかし列は1つではありません。バス乗車の列とは別に乗車券購入の列があります。複数人で来た場合は何の問題もないのですが、ソロ登山者にとってはこれが結構キツいと思われます。

実際に目にした光景ですが、いくら順番待ちの荷物を置いたとしても列が動き出してしまったら置いた荷物は放置され、キープした位置が無効になってしまいます。なぜそうなるかというと、乗車券購入が間に合わずにバス乗車の列が動き出してしまうから。
乗車券売り場は仙流荘ロビーの発券機、バス乗り場と少し離れています。

昔は自分の前の荷物を運んでくれる習慣がありましたが、今は他人のモノを勝手に触ると面倒事に発展するケースもあります。触らぬ神に祟りなし、世知辛いですがそういう世の中になってしまいました。
なので自分の置いた荷物の前後の荷物の特徴を覚えておくことです (写真に撮っておくのもいいが、それはそれで『私の荷物を盗撮するな!』と言われるかもしれないので気をつけましょう) 。それでちゃんと説明すれば列復帰への道が開きます。

8台目のバスに乗車

30分ほど早く始発が出発し、私が乗ったのは8台目のバスでした。皆のはやる気持ちを察してか、バス運転手のガイドもそこそこに急いでくれました。

6時48分に北沢峠に到着。

しかしここでゆっくりしている訳にはいきません。テント場のある長衛小屋へ急ぎます。COVID-19以前からテント泊登山は増加していましたが、あれ以降さらにテント泊登山者が増えました。テントを張るスペースの確保が至上命題です。

長衛小屋テント場へ

長衛小屋の入り口でテント宿泊受付をしていて、所定の用紙に記入。1泊大人¥1,000の小人¥500です。
タグをもらってテント場へ行くと1段目は既にいっぱい。

小屋のすぐ近くが1段目、その隣に2段目があり、この2つはだいたい同じくらいの広さ。トイレに近く水場がある1段目が一番便利な場所です。

長衛小屋のトイレは工事現場とかにあるような仮設トイレが並んでいます。こことは別に長衛小屋の仙水峠側に女性専用トイレがあります。

この仮設トイレが通常の状態かと思いきや、これは本当に仮設。
これから工事をして長衛小屋の隣の空きスペースにトイレが完成するようです。

テント場の話に戻ります。
2段目を下った場所に3-1段目がありますが、ここは狭いです。その代わり木が生えているので日陰で過ごせるメリットがあります。
下の写真が3-1段目から撮影した2段目の様子。この木の影によって3-1段目が直射日光から守られてる感が分かりますでしょうか。

でもこの3-1段目もいっぱいで張るところなし。3段目の中央を流れる沢を渡った先にある3-2段目。ここが今回私がテント設営した場所です。朝7時でもここまで行かないとテントを張れないほど賑わっていました。

ここは沢と沢が合流する角地で良い場所ですが、とにかくザーザーと水の流れる音がします (あまりの音にアナログTVの砂嵐の夢を見ましたし、寝たら朝まで起きない息子も目覚めたほどでした)。
テントを張っていると大声で中国語を話す集団が近くに陣取り始めました。これまた悪夢・・・。

登山の様子は次回に。
それでは皆さん、Have a nice day !